17101 LEGO BOOST (レゴブースト)レビュー その②

前回の記事はこちら

LEGO BOOST レビュー その①

前回ではLEGO BOOSTの製品概要と、センサーやモーター類を紹介しました。今回は5個作れるモデルの一つ目、ロボットを作っていきます!

レビューは前半で制作過程、後半で注目ポイントを5つ紹介したいと思います。

制作過程

レゴブーストがマインドストームと大きく異なるところは主にブロックの部品で組み立てていくところです。テクニックの場合十字のアクスルの部品やペグと言われる丸いピンの部品で部品を固定していきますが、レゴブーストはブロックのポッチで部品を固定していきます。

先程のものに頭をつけたものがこちら。後頭部にはギアがついておりこのギアが連動して動きます。組んでいてとても良いと思った箇所が首の付根と頭の付け根にボールジョイントされたリンクの部品です!この部品があることにより首を動かした際に首を傾ける動作が加わり表情豊かかつ動かしていてとてもおもしろいです。生き物チックにものを動かしたいときに参考になる組み方ですね!

ロボットの表情を豊かにする眉の部品が足されました。この部品がつくことにより怒ったような顔や悲しいような顔ととても表情が豊かになります。この眉の部品は後頭部のギアで動いており首の動きと連動して動きます!

ロボットの外装部品や足の部分のベースと腕の付け根がついた状態です。これでおおよそのサイズが見えてきましたね。

マインドストームと大きく違う箇所として「見栄え」も注目すべき点ですね。ブロックの細かい部品や多彩な部品により細かく丁寧に処理された表面がとても綺麗です。

完成!

腕や足のキャタピラ状の部品が付きました。腕は自由度の高い可動ができ、様々なポーズをすることができます。

ななめから。正面だけでなく横から見ても丁寧に処理されており、完成度が非常に高いです。

裏面はこんな感じです。正面と横は丁寧に処理されていますが後ろ側は少し物足りない気もします。ただ後頭部のギアやリンクの部品がむき出しになっていることにより「なぜそう動くのか」を観察することもできます!

個人的に面白く感じた「腕」です。肘の部分から出ているボタン状の部品を押すと親指が可動してものを握ることができます!親指にはゴムでできた部品がついているのでしっかりとものを持つことができます。

注目ポイント

最後にレゴブーストを作って動かして感じたポイントを5つご紹介します。

①マインドストームの廉価版でなく独自の方向性

プログラミングの方向性が楽しむことを重視しています。タブレットのインターフェースとの連携もとても簡単です。このように本体のボタンを長押しするだけでタブレットとレゴブーストが繋がります。

②基本的なブロックを使った造形

造形が非常に丁寧でマインドストームより安いのに出来映えがよいです。

③ギミックも一般的なブロック中心

ギミック部分も一般的な凸凹のブロックで出来ています。良くある造形システム、ギミックはレゴテクニックでよくみるものとは少しベクトルが違いよりからくり的な感じです。

④振動センサーの応用力が面白い

メインユニットには振動センサーがついておりロボットと握手をすると振動を検知してプログラミングを作動させることもできます!アイデア次第でいろいろ作れそうで面白いですね。

⑤テクニックの部品よりも基本的なブロック部品が多い

レゴテクニックでなく通常のブロックをお持ちの方も多いと思います。持っているブロックと合わせて様々なものを作れるので、とてもプレイバリューの高いセットです。

まとめ

以上がレゴブーストメインモデルの1つ、ロボットのレビューになります。

次回の記事では実際のプログラミング画面や、ロボットの動かし方を紹介します。お楽しみに!